ブラックマスクってなに?

今でも定期的に相談を受けるのが「ブラックマスク付きのスクリーンを選んだ方がいいのか、あるいはマスク無しを選んだ方がいいのかよく分からない」という電話相談です。今日はその辺について今一度分かりやすく説明したいと思います。

ブラックマスクというのは

スクリーンの縁に黒い枠を印刷してあるスクリーン

の事です。下の図のような感じですね。
ブラックマスクって?

80インチ~120インチまでのブラックマスク印刷はシルク印刷という方法で行います。シルク印刷を簡単に説明するとシルク(絹)の編み目状になった版(スクリーン)を用い、その上にインクをのせて、スクリーンの編み目からインクが通過させる事によってインクを印刷する方式です。もっと分りやすく言うと、一時人気があった年賀状を印刷する時に使う「プ○ントごっこ」と同じような原理です。
ものすごく大きな作業テーブルと大きな印刷用の版を準備して印刷作業を行います。ですから特注サイズのリクエストがあっても納期とコストの面で簡単には対応できません。

120インチ以上のブラックマスクスクリーンの場合、とても大きいサイズの印刷となってしまうので上下のマスクは黒生地を継足して左右はシルク印刷となっています。

話を元に戻しますが映写部分がワイド画面(16:9)になっているスクリーンにハイビジョン映像を映すとこんな感じ↓ですね。
ブラックマスクワイド

ところがシネスコ比率(2.35:1)の映画なんかを映すともっと映像が横長になるのでこんな感じ↓に映ります。
ブラックマスクシネスコ

アナログ放送あるいはパソコンの映像を普通に映すと4:3信号なのでこんな感じ↓に映ります。
ブラックマスク スクエア

つまりスクリーンの映像部分ピッタリに映す事の出来る映像はハイビジョンの映像だけって事ですね。なんとなくすっきりしないような気もしますがアスペクト比の規格がいろいろあるのでこればっかりはどうしようもありません。
まあ要はその人の好みで選んでもらえば良いのですが以下も参考にして頂ければ幸いです。

1.ハイビジョン/DVDを主に見るのならブラックマスク付きの製品がいいのではないでしょうか。私も個人的にはブラックマスク付きの製品を使用しています。
2.リビングシアターなのであんな大きな黒い枠のスクリーンが降りてくるのはインテリア的にはどうかなーって感じる人はマスク無しでもいいでしょう。スクリーン全体が白いので映像を映しても映さない状態でもすっきりした印象に見えます。
3.現在受注しているブラックマスク付きと無しの比率は8:2くらいでブラックマスク付きの人が多いです。

どうしてもワイド画面(16:9)、シネスコサイズ(2.35:1)両方に対応したブラックマスク付きのスクリーンがほしいという欲張りな方には両方に対応したXDRスクリーンがありますのでよろしければご覧ください。

シネスコスクリーン XDRシリーズ

category スクリーンを語る | 2010.11.19